今回は、WIXのテクニカルな面を離れ、ホームページデザインの中でも重要な「ファーストビュー」について書いてみたいと思います。
ファーストビューとは?
ファーストビューというのは、ページにアクセスしたときに一番最初に見える、スクロールなしで表示される部分のことです。
ホームページのイメージを決定付けるため、デザインをする上で非常に大切な部分となります。
写真・動画でイメージを伝え、文字で補う、が基本
人間は一般的に、文字よりも映像から強いイメージを受け取ります。
例えば、「日本橋で運営している、おしゃれな会議室」のメインイメージを想定した、以下の例。
いかがでしょうか。
文字情報としては「おしゃれな会議室」とあるのですが、日本橋のイメージが強すぎてほとんど入ってこないのではないでしょうか。
また、そもそも日本橋を知らないと、何のイメージも湧かないかもしれません。
そこで、写真だけを入れ替えてみます。
こちらはいかがでしょうか。
文字に頼らなくても、この会議室のイメージが入ってくるのではないでしょうか。
さらに、このように写真>文字というバランスにすることで、「日本橋にある」という情報も入ってきやすくなったのではないでしょうか。
個々のパーツだけでなく、全体のバランスも大切
今度は、上のメインイメージを、ページにはめ込む時の注意点。
例えば、下記の例。
「アフェティリア会議室」という文字が、同じフォント・同じようなサイズで近くにあるため、せっかく作ったメインイメージが散漫な印象になってしまっています。
そこで、この文字に少し工夫を加えてみます。
フォント・サイズを変え、線を加えてロゴっぽくすることで、「アフェティリア会議室」と「日本橋のおしゃれな会議室」が連続に見えなくなり、散漫な印象が和らいだのではないでしょうか。
このように、パーツの組み合わせ方もデザインをする上では大切です。
ファーストビューには、サイトゴールへの導線をわかりやすく!
ファーストビューというのは、ページ内で一番目につきやすい場所です。
ここに、利用者に起こしてほしいアクション(=サイトゴール)につながるパーツを配置することで、成約率を高めることができます。
例えば、上記のアフェティリア会議室であれば、ファーストビューに「予約はこちら」ボタンを配置することで、利用者はどこから予約に進んだらよいかわかりやすくなります。
(下図)
WIXであれば、写真の入れ替えや文字の変更などが簡単に行え、さらに出来上がりの印象もその場で確認できるので、是非上記を意識してファーストビューを組み立ててみてください。